ブラボー!
練習ではできるから、精神的な問題とわかってはいても、
それをなかなかコントロールできないのが、普通の人間。
ミスしちゃいけないと強く思うほどに、ミスをしてしまうので、
恐れずに前を向いて、優勝できたライオンズと同様、
アグレッシブが、優勝に導きますね。
『NHK杯』
<女子>
TEBから2週間足らずなので、不安な空気も漂う中、
ウォームアップタイムでの浅田真央は、ジャンプも好調そうで、
期待がどんどん増すけど、問題は本番。
SPで、ジャンプが決まるたびの大拍手と、曲が終了した時の大歓声は、
会場中がホッとしてるという雰囲気でした。
SPでジャンプが跳べたので、きっと後は大丈夫と、FSは安心して見てたけど、
3A二度跳ぶのを見た時は、さすがに興奮。
2つ目は回転不足の判定だったけど、やったー!って見えたし、跳んだだけでもスゴイ!
浅田真央の気持ちの強さって、半端じゃないですよね~
呆れるほどカッコ良かったです。
(・ O ・)
フィニッシュでワーッと沸くのを構えてたら、ちょっとバランスを崩してフライング。
でも、やっちゃった~の表情は、会場の空気を和らげました。
大歓声と大拍手に包まれて、もちろんスタオベ、投げ込みの嵐での優勝!
本人以上に嬉しそうなタラソワコーチの表情も印象的でした。
ブランクをはさんで、GP初出場の鈴木明子。
この歓声の中って、嬉しいけど緊張するんだろうな~なんて思いながら見てました。
SPではジャンプを1つミスしたけど、滑らかさや質の高さが感じられて、
FSでの曲のテンポが速いステップにも生かされてました。
"大事件"の2位です!
GPF進出がかかる中野友加里。
SPでは冒頭の3回転が2回転になってしまい、あ~。
ちょっと厳しい5位スタートとなったFSでは、
SPでミスったジャンプも成功させ、ここ一番での集中力に拍手です。
足の故障もあった中、3位の表彰台もファイナル出場もおめでとう!
SPでは完璧にプログラムをこなして2位のアシュリー・ワグナー。
FSで、見た目よりスコアが伸びなかったのはジャンプの回転不足。
4位まで後退したのは残念だったけど、今後に期待をもたせる選手で、
EXでのハツラツさは群を抜いてました。
SPで3位のラウラ・レピストは正統派という感じを受けます。
FSでは後半のジャンプのミスで、昨年と同じ5位に終ったけど、
フィンランドの女子選手の活躍は目立ってますよね。
SPで後半グループに残ったカトリーナ・ハッカーは、今回の観戦で楽しみにしてた1人。
FSではジャンプのミスが目立ってしまったけど、スパイラルとスピンのポジションはキレイ!
ウォームアップタイムから不安が見えてた長洲未来には、
「未来ちゃん頑張ってー」の声援もあったけど、
身長が伸びたためなのか、足の故障のためなのか、今回もジャンプが絶不調。
キミー・マイズナーと同様、復調を待つとしましょう。
<男子>
曲が始まる直前まで「頑張れー」の声援が飛んでたのは、織田信成。
SPでは3つのジャンプがキレイに決まって、高得点での1位スタート。
相変わらずの柔らかくてキレイな着氷には見とれてしまいます。
K/Cでコーチに促されてもカメラを見なかったのは、余裕がないのかな~という感じ。
ウォームアップタイムでは好調そうなジャンプだったけど、FSでは冒頭からの2つをミス。
それでも、以降は立て直して、高橋とはタイプの違う柔らかさのあるステップもカッコ良かったです。
1シーズンのブランクを乗り越えての優勝には、もちろん大歓声!
処分されるような行為はもちろん良くないけど、少し足踏み状態だったので、
ステップアップするためには良いきっかけとなったようですね。
「優勝インタビューなのでもっと嬉しそうに」とインタビュアー泣かせをするくらい、反省ばかりしてましたが、
次に見る時は、もっとスゴイだろうと期待させてくれます。
表彰式後には、表彰台にトロフィーを置いたまま去ろうとして、ウィアーに渡されるシーンもありました。
2位でファイナル進出を勝ち取ったジョニー・ウィアー。
コーチの変更が成功して、世界選手権での3位が自信を付けさせて、安定感がググッと増しましたよね。
1曲の滑らかさはピカイチで、体調不良もジャンプのミスもなんのその。
表彰式では、赤絨毯の上をチョコチョコっと歩く姿が会場の笑いを誘い、
EXで「ジョニーファンの皆さんお待たせしました」と紹介されるほどの人気者は、
競技では、投げ込みの山に投げキスで応え、日本語での挨拶も忘れませんでした。
会場ではDVDも売ってましたから、かなり売れたんでしょうね~
ようやく今シーズン、ジャンプが安定したヤニック・ポンセロは3位でGP初表彰台!
ドーナツスピンやスケーティングも見せどころなんだけど、ジャンプが安定しなくてジレったかったものね~
どの試合でもSP・FSとも入れてる4回転は、
今回のSPで手を着いたけど、それでもコンビネーションにしたし、FSではキレイに決まってました。
『アイス・ファイブ』と銘打った、ベートーベン第5番のアレンジはノリノリのSPだけど、
「お茶目な方だったんですね」と言われた、スキーヤーで登場のEXは、それ以上。
ウエアやスキーを脱ぎ散らかしたリンクで滑るのも大変だけど、その後片付け、御苦労様です。
フィナーレでも再びスキーヤーで現れて、一番盛り上げてくれました。
4回転といえば、ケビン・レイノルズ。
今回もバッチリ跳んで、2大会連続の4位。
まだ荒さがあるのでPCSがイマイチ伸びないけど、これからが楽しみな選手で、
EXでも、元気のある演技を見せてくれました。
地元がバンクーバーなので、来シーズンのオリンピックが、いいモチベーションになってそうです。
レイノルズが跳べてない3Aを高くキレイに決めたのは、無良崇人。
EXで「武器は3A」と紹介されるだけあって、その武器は会場を沸かせました。
ファイナル出場で小塚崇彦が"銀盤のサラブレッド"と大きくクローズアップされてるけど、
もう1人の"銀盤のサラブレッド"も大健闘の5位です!
安定したジャンプも持ち味だった、スティーブン・キャリエールが、
今回は珍しく乱れてしまいましたね。
K/Cで一番ウケてたのが、アドリアン・シュルタイス。
本人そっくりの手作り人形効果で、数ではウィアー、質ではシュルタイスの勝ち!?
高橋の欠場で、急遽出場が決まった南里康晴。
お疲れモ-ドのせいか3Aをミスったけど、2試合ともポイント獲得!
練習不足の割にはいい出来だったので、底力がついたんでしょうね。
<ペア>
クィン・パン&ジャン・トンが際立っての優勝!
ちょっと下降傾向なのかと思ってたけど、高さのあるツイストリフトとか、アクロバティックは健在で、
男性はアキレス腱断裂後の回復がまだ不十分だということですが、そうは見えません。
EXのアンコールで『ポニョ』が流れた時はビックリしたけど、
その地で流行ってる曲を使うのもアピールの方法ですね。
日本で表彰台に上がるのを見れるのは嬉しい、井上怜奈&ジョン・ボルドウィンが2位。
年々厳しくなっていくとは思うけど、今シーズンも最年長でガンバレー!
昨年同様の3位は、ジェシカ・デュベ&ブライス・デイビソン。
スロージャンプの転倒がひびいちゃいました。
今シーズン成長を見せてるステイシー・ケンプ&デビッド・キングには、今後も注目です。
<アイスダンス>
NHK杯は初出場で、GP初優勝のフェデリカ・ファイエラ&マッシモ・スカリ。
確かにあと一歩という印象が強いけど、
初優勝も、インタビュアーが2年連続と間違えたファイナル初進出も、意外でした。
スピンやリフトでは、女性だけでなく男性も目立つチームですよね。
FDではピエロの道化師面ではなく悲しい面を表現するということで、涙のフェイスペイント。
高橋の道化師のFSを振付けしたパスカーレ・カメレンゴがコーチだそうです。
優勝は逃したけど一番アピールできたのが、2位のナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。
サーカスをテーマにしたFDのコミカルで楽しいプログラムには、ブラボー!のスタオベ。
コスチュームも振付も可愛いくて、後半は会場が大盛り上りでしたよ。
新コーチのズーリンが、2人に新しい風を吹き込んだのでしょうか。
ミイラをイメージしたEXもちょっとユニークでした。
4位のエミリー・サミュエルソン&エバン・ベイツと、
5位のエカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフは、
ともに世界ジュニアチャンピオンのチームで、将来を期待させる雰囲気がありました。
キャシー・リード&クリス・リードについては、
術後の影響なのか物足りなさを感じたけど、焦らずにペースを上げて欲しいですね。
<番外編>
女子で出場したカタリーナ・ゲルボルトの名前は、
今回スペシャルゲストのカタリナ・ビットにちなんで付けられたそうです。
もう1人のスペシャルゲスト伊藤みどりは、男子の表彰式でみんなにハグでお祝いしてました。
そのビットと伊藤が並んで観戦してたのですが、
会場のビジョンに映し出されたことに気付かないビットに、
伊藤が教えて、あわてて手を振る、なんてのもありました。
製氷タイムには、NHKのキャラクターがリンクに登場して会場を和ませてました。
"どーもくん"とウサギの"うさじい"とイタチの"たーちゃん"。
どーもくんは、片足を上げて体を斜めにしてるだけで、なぜかとっても可愛い~
一杯回って倒れたり、毎日ちょっとずつ違うパフォーマンスを見せてくれて、
EXのフィナーレにも出演して、無良くんと手をつないで滑ってましたよ。
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